私たちの2年間 | 農業経営のための農業の学校【日本農業経営大学校】

私たちの2年間

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なぜこの学校に入学したのですか?

鳥海:私は農業に興味がありましたが、実家が農家ではなかったので情報が得られなくて。セミナーなどに参加しましたが、そこで語られる農業は規模が大きくて私が目指すものとは違いました。その後いくつか学校見学へ行ったところ、この学校は他校のように圃場での作業が中心ではなく、いろんな視点で農業を学べると知って志望しました。

中村:私は美容師として働いていた頃に、食生活の乱れから体調を崩しました。実家に戻ったらすぐに回復したのですが、そのとき健康のありがたみを実感しました。そして健康に貢献する仕事をしたいと思うようになり、農業を営む父の薦めもあってこの学校に入学しました。

金田:私は栃木県の農業大学校に通っていたとき、先生に薦められたのがきっかけです。経営重視の農業系学校はめずらしいことや、講師が素晴らしいことを聞いて、心惹かれました。

東:私は農家に育ち、幼い頃から漠然と将来は就農すると思っていました。でも親に「強い覚悟と能力がなければウチには要らない」と言われ、学校でしっかり学ぼうと思ったんです。そして同時期に、この学校の立ち上げにかかわった方と出会い、話を伺ううちに興味がわいて入学を決意しました。高校卒業後はまず自家で半年間修行し、その後半年間は農産物やお金の流れを学ぶために流通企業で研修。一人暮らしをして自立できたのも良かったです。

どの様な授業が印象に残っていますか?

東:上原先生の話術がスゴいです。経営の話から突然、おいしい蕎麦屋の話に飛んだりするのに、最後は全部つながっていて。もはや職人芸ですね。

中村:ヨガが好きでした。今までヨガは外見が美しくなるイメージでしたが、実は精神面を重視していて。ここで体験しなければたぶん一生縁がなかったと思いますし、体を動かす良い機会になりました。

金田:私は食品流通論が面白かったです。どんな質問をしても先生が即答してくれて尊敬しました。

特別講義についてはどうですか?

東:ライフネット生命保険の出口会長です。有名企業のトップのお話を聞ける機会は貴重ですし、若者の意見にきちんと耳を傾けてくださる人柄に感銘を受けました。

鳥海:私は陸上をやっていたので、為末大さんにお会いできたのがうれしかったです。「いくら自分が良いと思うものを作っても、相手の需要がなければダメ」という言葉は深く胸に刺さりました。

中村:寺坂農園の寺坂社長の講義が面白かったです。農業実習のときは、直売は労力がかかるし大変だと思いましたが、寺坂さんのお話を聞いて直売も面白そうだなと。SNSをうまく活用されているところも勉強になります。

金田:アグリビジネス投資育成株式会社の伊沢さんです。投資というスタイルはめずらしいですし、農業の現場で経営者としっかり向き合っている感じが伝わってきて、印象に残りました。

農業実習はどうでしたか?

東:実習先は自分で探すのですが、私は交渉がうまくいかず、教務部の方に紹介していただいた北海道の農園へ行きました。そこは生産作目が自家と似ていたのと、北海道の大規模経営を一度見てみたいという思いから選びましたが、輪作体系や土づくりなど生産について深く学べてとても満足しています。

鳥海:私はずっとやりたかった「種採り」を実践している千葉の農園で、4か月間住み込みでお世話になりました。そこでは体験すべてが新鮮でしたが、炎天下の草とりは大変でしたね。また、将来は自分で配達をしようと思ってましたが、実際にやってみて厳しさを実感したので、宅配業者を利用する計画に変更しました。

中村:私は実家と同じ有機農業をしている所に行きたくて、インターネットで見つけた岡山の農場へ。同期の間で人気の「BLOF理論」を学ぶことができ、4か月間アパートを借りてくださったのでプライベートも満喫できました。ただ、農作業に集中しすぎて経営の話をあまり聞けなかったのは唯一の心残りです。

金田:栃木にある2つの有機栽培農園へ行きました。1つは個人経営、もう1つは法人経営だったので、違いもよくわかりました。有機農業の基礎知識や、消費者目線の農業とはどういうものかを学べたのも大きな成果です。

企業実習では何を得られましたか?

中村:環境や社会に配慮したエシカル(倫理的)消費の啓蒙活動を行う協会へ行きました。ゼミの先生からエシカルの話を聞き、興味がわいたのがきっかけです。実習先ではフェアトレードの勉強会で運営のお手伝いをしたり、オーガニックレストランでの交流イベントに参加したり。自家の有機野菜栽培にも生かせる知識がいろいろ身に付きました。

鳥海:私は徳島県で「葉っぱビジネス」を行う企業へ行きました。選んだ理由は、小規模なのに大きな利益を出せる、その仕組みを知りたいと思ったから。実際に仕事を見て、製品の美しさや質をとことん追求する姿勢が売上に結びついているのだと実感しました。

東:私の実習先は、農業コンサル業界の最大手企業でした。実習中はロジカルシンキングを徹底的に学び、自分がどんな農業をやりたいか、じっくりと考えることができました。導き出した答えは「面白い農業」。実習先や学校で出会った面白い経営者たちに負けない農業を模索していこうと思います。

金田:栃木県の生活協同組合へ行き、生産者との打ち合わせや配送、イベント運営、カタログ作成、商品評価など幅広く体験しました。生協はもちろん、生産者や加工業者の方々とのつながりも大切にしていこうと思います。

ゼミではどんな学びがありましたか?

中村:私は今まで、自然があれば人はそこに集まると誤解していましたが、ゼミでのグリーン・ツーリズム体験を通して、きちんとターゲットを絞り、ヒットさせるためのプランを練らなくてはならないと気づきました。農業も同じで、ただ良いものを作れば売れるわけではありません。戦略をもって取り組むことが大切だと思いました。

鳥海:私はフィールドワークを通して、農業は生産だけでなく、教育や、人を幸せにする役割もあることを学びました。

東:私は主婦の方々におこなった食生活に関するインタビューが印象に残っています。本を読むだけではわからない、多様な意見や意外な実態を知ることができて貴重な経験でした。

寮生活はどうでしたか?

金田:栃木県の農業大学校時代も寮でしたが、個室は今回初めてで快適でした。

東:私も高校が寮生活でしたが、違うのは食事の時間が決まっていること。朝晩ともに規則正しい食生活ができたのは良かったです。そして飲みたいときはすぐに集まってお酒を飲めるのも、寮の楽しみのひとつだと思います。

中村:それぞれの実家から届いた食材を使って、一緒にごはんを作るのも楽しかったですね。

生活費はどうしましたか?

金田:入学前の貯金とアルバイト代でやりくりしました。

中村:美容師時代の貯金と、青年就農給付金を利用してなんとか生活できました。毎月の生活費は5万円程度。お昼はほぼ外食でした。

鳥海:アルバイト代と仕送りです。お昼は学校近くの、おばちゃんが一人で切り盛りするお店で500円のランチが定番でした。

東:私は仕送りと青年就農給付金を使いました。

中村:青年就農給付金はやっぱりありがたいですね。それが後押しになって入学した人も多いと思います。

卒業後の進路を教えてください。

東:父が経営する農業法人で、穀物の生産販売を中心に行います。まずは作業を洗い出してマニュアル化し、生産を安定させることを目指します。自家も変革期なので、いろいろと面白いことができそうで楽しみです。

金田:ゆくゆくは独立を考えていますが、まずは地元・栃木県の農業法人に就職します。就職活動は地元まで往復6時間かかり大変でしたが、農業フェアに参加したり、地元で青年就農をサポートしてくれる人に相談した結果、採用に至りました。そこで5年ほど経験を積み、自家農地30aと知人から借りる予定の農地30aで、農業経営を始めたいと思っています。

中村:私は自家のニンジンを使った新事業を計画中です。卒業生の一人がうちのニンジンでコールドプレスジュースを作るのですが、それを美容院で販売したらどうかと。インナービューティの提案として、これから営業していこうと思います。

鳥海:私は千葉県で就農します。就農先は、ホームページの写真が素敵で応募したところ、面接当日に採用をいただけて。自家採種と宅配販売、そして子ども向けの食育イベントもやっていく予定です。

良い出会いはありましたか?

東:経営や農業について相談できたり、一緒に事業展開できる仲間との出会いは宝物です。

中村:年齢も地域も超えて日本中に知り合いができるのは、この学校の特長だと思います。

金田:すぐに何かするのは無理でも、つながりを大切に維持していきたいですね。

鳥海:農業実習の実習先も、入学前に研修に行った農家の方が知り合いだったので紹介してもらえたり、いろんな所でつながっているんだと実感しました。

2年間でどう成長できましたか?

金田:いろんな人の考えや事例を聞いて、農業の可能性を感じました。もし前の学校を卒業してすぐに就農していたら、この面積でどう経費削減して…などと考えていたと思いますが、この学校に入って「こんなこともできる」「あんなこともやりたい」と思えるようになったのはうれしい変化ですね。

鳥海:私は視点が変わったと思います。お店に入っても、従業員は何名か、どんな売り方をしているかに自然と意識が向くようになりました。

どんな農業経営をしたいですか?

東:私は面白い農業経営者になり、日本を代表して世界と戦える農業をするのが夢です。

鳥海:私はコツコツとがんばり続ける農業経営者でいたいです。

金田:私も自分が納得できる農業をずっと続けていきたいです。

中村:私は有名になりたいです。それは目立ちたいという意味ではなく、世間に認知されることが、お世話になった先生やこの学校への恩返しになると思うから。

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