リーダーとしての資質や、教養を身に付けます。講師との対話や各自の発表、ディスカッションを中心に講義が進み、一見すると難しそうな内容も、自ら考える時間があるため、いつの間にか講義に集中し、自然と理解できます。どの講義も、経営者・地域のリーダーとしての資質を育成し、農業経営者にとって必要なことは何かを考えさせられます。
この名前を聞くと皆さんはむずかしそうだなぁ、と思うかもしれません。でも、ここでいう哲学は経営者の考え、くらいの意味です。しかし。会社の経営者にかぎらず組織のリーダーの考え如何によって組織の在り方や結果は大きく異なります。成功した会社、反対に不祥事や倒産などを見るとよくわかると思います。この意味で、とても重要なものです。この授業では実際の経営者の具体的な考え(「哲学」)を紹介しながら、さらに皆さんに自分の考えをしっかりと持っていただくための幅広い知識と教養もお伝えしたいと思っています。
世界情勢が刻一刻と変化する中、農業も従来の強みを生かしつつ、新しい状況に対応することが望まれています。講義では企業の失敗や不祥事から経営者としてのあり方を考え、失敗の事実からどうすればよいかを判断する理論的フレームワークを学びました。失敗の事実を排除するのではなく、その可能性を持ちつつ「現実」を「正しく」述べることが重要であると学んだことは、農業観や哲学を持つうえで有意義でした。
ヨガの行法や哲学を通して、まずは健康な心と体の土台をつくり、そして日々生活の中でどう自分や物事と向き合うかを考えていく授業です。インドに古くから伝わる健康法、呼吸法、ポーズ、お経、浄化法。そしてサットサンガ(インドで古くから行われている自分の意見や思いをディスカッションすること)を通じて毎回異なるテーマについて皆で話し合います。
心身ともに自分自身と向き合える授業でした。自分がやりやすいポーズや苦手なポーズを通じて、何を伸ばしていけば良いか、何を改善していけば良いかを考えることができました。就農すると自身と向き合う時間が減ると思うので、少しでも取り入れていけたらと思います。