農業界、産業界、学界等、各界で活躍する多彩な講師を招へいし、様々なテーマで講義及びディスカッションを行います。(招へいする講師は年度毎に変わります。)
※2020年3月までの実績による ※肩書きは当時のもの
全国各地の先進的農家・農業法人において実習し、優れた農業経営と技術を体感するとともに、先進的な経営者から価値観、経営感覚、リーダーシップ、地域づくりなどをトータルに学び取り、将来農業経営者となるための自らの課題を認識する。派遣先は、学生が目指す将来の農業経営のあり方から選定し、学生自らの意思で決定する。
農業経営体におけるICTの活用方法や社員教育、農業技術を学ぶため。
水田の水管理や肥料散布、稲刈り、乾燥調整、客先への配達のほか、実習先の社長が登壇するセミナーに参加。また、稲刈り体験の主催者側として園児や学生とも交流しました。
先進的農業を行う農家では、ITツールの導入前に作業効率化や情報共有、作業経歴の蓄積習慣を定着させ、その上で記憶の補助媒体としてITツールを活用していました。また、農業技術については草刈りから稲刈り機の運転、乾燥、精米までひと通りの作業を体験。草刈りの仕方ひとつで次の除草剤散布の効率が変わること、機械操作の手間ひとつで機械の寿命を左右することなど、多くの知識を得ることができました。
卒業後は親元就農をしますが、現状の経営を維持するだけでなく、地域の農業者をまとめて地域モデルとなるような経営を行いたいです。実習先とも良い関係を築けたので、悩んだ時は質問しながら解決していきたいと思います。
経営管理体制作り、ミニトマト栽培の基礎的知識を身につけ、卒業後に就農した際に活かすこと。
基本的には現場で、ミニトマトの管理作業、収穫を行いました。その他にも肥料作り、ハウス修繕、会議に出席など現場での作業だけでなく、様々な作業を行いました。
施設栽培ならではの作業、労務管理を学ぶことができました。実習先の農場長は、働き手のことを常に考えていて、日中暑い日にはパートさんが無理をしないように休憩や声掛けを多く行ったり、朝の作業時間を早めたりと様々な工夫をしていました。さらに、月に一度、パートさんに感謝の言葉を手書きで伝えていました。このような行いの結果、パートさんが非常に協力的で作業遅れがほとんどありませんでした。まさに理想の組織だと思いました。そんな農場長の近くで実習を行っていたので、組織の良い環境づくりを学ぶことができました。一緒に作業した社員の方々、パートさん全ての方が作物に対しての知識が豊富でした。その環境下で学ぶことができたので、疑問点をその場で質問し、解決しながらミニトマト栽培の基礎的知識を高めることができました。
就農先でミニトマトの栽培を始める際に、学んだ基礎知識や作業の中で感じたことを活かしたいです。また、実習で学んだ施設栽培ならではの労務管理も活かし、将来は現場で作業管理をする組織のリーダーになりたいです。
2ヶ月程度は実習先が借りているアパートでお世話になり、残りの期間は自分でアパートを借りました。寮生活とは違い、食事は自炊をしていました。自分の食生活を見直す良い機会でした。
実習を通して今まで以上にミニトマトに関心を抱き、様々なトマトに関わる文献等に興味を持つようになりました。
農業に関連する企業を中心に農業以外の企業で実習する。(例:食品メーカーの加工現場での実習、食品スーパーでの店頭販売の実習等。)講義で学ぶ経営やマーケティング等を企業の現場実習を通じて学ぶことを目的とする。企業での実習を通じて農業の新たな価値・可能性と課題を発見し、卒業後の農業経営に向けて、自らのあり方を見極める。
地域活性化の方法および地域の魅力の発信方法を学ぶため。
工場併設のお菓子販売店での接客のほか、原料の収穫・加工・箱詰めや、自分で企画した商品の販売まで体験しました。
店舗実習では、どんなお客様がどの商品を購入するかを観察したり、ディスプレイや接客の工夫について学ぶことができました。また商品企画では、メインの客層である50代女性観光客が、友人へのお土産にしたくなる商品を考案。高級感のある小さめの箱に、5種類のお菓子を詰め合わせました。結果は予想以上に大好評。何が良くて何が間違っていたかを身をもって知る、貴重な経験になりました。
慈善活動でなく、ビジネスとして地域を活性化していきたい。そんな私には、実習先のように、地域の農産物を利用した商品を売る方法が向いていると感じました。学んだ仕組みを、私の就農地でも取り入れていこうと思います。
イベント企画や商品開発を通して、農産物に新しい価値を見出すため。
デザイン会社では体験ツアーの企画や駅前の改装に伴う新しい駅利用の提案、農産物流通会社では農産物の発送業務や商品規格設定、東京での営業同行を体験しました。
2社での実習は、農業生産とは違う新たな視点をもたらしてくれました。2社の共通点は、人とのつながりを大切にしていること。デザイン会社の社長はSNSやメルマガ、また実際に会うことでつながりを維持していました。農産物流通会社の社長は、すぐに相手と打ち解けて笑いのたえない商談にできる人でした。人とのつながりは大きいほど維持するのが難しくなります。でもその分、大きな仕事や面白い仕事ができると実感しました。
農業という仕事を、生産・デザイン・流通の3つの視点で幅広く見ていこうと思います。農業者の当たり前を当たり前と思わないことから始めて、自分ひとりでなく多くの人がかかわる農業をつくっていきたいです。
先進的農業経営の実践事例や先進的農業技術の導入事例、地域農業の活性化や地域資源を活かした地域づくり、食料・農業・農村の様々な課題等について、少人数のゼミ形式で学生の発表を中心とした事例研究等を行い、学生主体の調査研究、発表、討議等を繰り返すことにより、将来の経営者、地域リーダーとしての情報収集・分析能力、企画力、行動力、合意形成能力等の涵養を図る。
学生が講義や現地実習等で得た興味・関心に基づき、創意工夫を生かした教育活動を行う。(例:学生が各講義や実習で学んだ知識や経験を総合的に生かし、模擬経営を行う等。)これらにより、学生の課題解決能力を育成する。
2年間で学んだことの集大成として、卒業後に自らの農業を実践する上で必要となる経営計画を作成する。その過程で、食や農業に関わる新しいビジネスモデルの提案等、学生自らの関心に即した調査研究を行う。
体育的活動として、体力トレーニング、球技、ダンス、武道などの中から実施可能なものを適宜行う。
文化的活動として、美術展や古典芸能の鑑賞、音楽活動、座禅、書道、華道、茶道などの中から実施可能なものを適宜行う。
1年次前期(6月)に4泊5日、先進農業経営体の現地見学等を行う。
入学式、派遣実習決意表明、派遣実習報告会、卒論発表会、卒業式のほか、球技大会、ハイキング、登山等の学校行事を行う。
※2019年3月までの実績による ※肩書きは当時のもの