授業紹介-農業力 | AFJ日本農業経営大学校

授業紹介-農業力

授業紹介 農業力

農業者に求められる本質的な知識を身に付けた上で、地域農業を牽引し、持続・発展させうる農業の実践力に関わる資質、能力、態度を育む。※1年次講義の講師の肩書は2022年度のものです。

農業力で学べること

農業者に求められる本質的な知識を身に付け、農業の実践力に関わる資質、能力、態度を養います。講義では農業生産の基礎として作物、野菜、果樹、花き、畜産といった作目ごとに知識を身に付けるとともに資源、環境、エネルギー、生物多様性等の問題を取り上げ、環境と調和した持続的な農業生産のあり方について学びます。また、日本と世界の食料・農業の政策、および政策の枠組みを形成している法律を学び、農業経営者に必要な知識とビジョンを養います。

農業力入門

日本農業論 【1年次前期】
主な講師陣
谷口信和(東京大学名誉教授)
蔦谷栄一(農的社会デザイン研究所代表、(株)農林中金総合研究所客員研究員)
鈴木利徳(前(一社)アグリフューチャージャパン参与、元(株)農林中金総合研究所常務取締役)
農業経済学 【1年次後期】
主な講師陣
清水徹朗 ((株)農林中金総合研究所客員研究員)
若林剛志 ((株)農林中金総合研究所主任研究員)
石田一喜 ((株)農林中金総合研究所主事研究員)
小野澤康晴((株)農林中金総合研究所理事研究員)

生物と農業

生物と農業生産I 【1年次前期】
主な講師陣
平澤 正 (東京農工大学名誉教授)
中野明正 (千葉大学学術研究・イノベーション推進機構 特任教授)
生物と農業生産II 【1年次後期】
主な講師陣
小林 信一(静岡県立農林環境専門職大学・短期大学部教授)
澤登 早苗(恵泉女学園大学人間社会学部教授)
渡辺 均 (千葉大学環境健康フィールド科学センター教授)

資源・環境と農業

資源・環境と農業生産I 【1年次後期】
主な講師陣
陽 捷行(北里大学名誉教授、元農業環境技術研究所理事長)
荘林幹太郎(学習院女子大学国際文化交流学部教授)
根本 久(保全生物的防除研究事務所代表、元埼玉県農林総合研究センター水田農業研究所長)
宇根 豊(百姓・農と自然の研究所代表、東京農業大学客員教授)
資源・環境と農業生産II 【2年次前期】
主な講師陣
橋本 力男(堆肥・育土研究所代表)
小林 久(茨城大学農学部名誉教授、いばらき自然エネルギーネットワーク代表)
萩原紀行(有機農業実践者(長野県佐久穂町)、のらくら農場代表)
婦木克則(有機農業実践者(兵庫県丹波市)、㈱丹波婦木農場代表)

食料・農業の政策と法律

日本の食料・農業政策 【1年次前期・後期】
主な講師陣
生源寺 眞一(東京大学名誉教授、公益財団法人日本農業研究所研究員)
安藤 光義 (東京大学大学院農学生命科学研究科教授)
江川 章 (中央大学経済学部准教授)
室屋 有宏 (桃山学院大学経営学部教授)
内田 多喜生((株)農林中金総合研究所常務取締役)
長谷川 晃生 ((株)農林中金総合研究所食農リサーチ部主席研究員)
小針 美和 ((株)農林中金総合研究所食農リサーチ部主任研究員)
世界の食料・農業政策 【2年次前期】
主な講師陣
生源寺 眞一(東京大学名誉教授、公益財団法人日本農業研究所研究員)
三石 誠司(宮城大学食産業学部教授)
阮 蔚(ルアン・ウェイ)((株)農林中金総合研究所リサーチ&ソリューション第1部理事研究員)
小林 弘明(千葉大学名誉教授)
野川 未央(特定非営利活動法人APLA 事務局長)
平澤 明彦((株)農林中金総合研究所リサーチ&ソリューション第1部理事研究員)
市田 知子(明治大学農学部教授)
石井 圭一(東北大学大学院農学研究科教授)
和泉 真理((一社)日本協同組合連携機構客員研究員)
食料・農業の法律と制度 【2年次後期】
主な講師陣
農林水産省担当官
武田 泰明 (特定非営利活動法人アジアGAP総合研究所専務理事)

資源・環境と農業 資源・環境と農業生産I

農業と自然との関係を、 新たな視点で考えます。
宇根 豊
〈担当講師〉宇根 豊
百姓・農と自然の研究所代表、東京農業大学客員教授

「農業は自然破壊か、そうでないか」の問いは難問です。「自然」という外来語(翻訳語)を使うと、外からのまなざしに引きずられます。農という人為は自然ではなくなります。しかし、「自然」という言葉を知らなかった先祖たちは、天地(自然)を内からのまなざしでとらえ、天地の一員として生きてきました。こういう感覚では、農は天地自然の一部です。しかし、現代農業の本質をつかむためには、この両方のまなざしが必要になります。その方法を身につけましょう。

自分が農業を選択したことに自信が持てました。
加藤 瞳
〈第3期生〉加藤 瞳新潟県

「畑仕事の中にはお金にならない副産物がたくさん含まれており、景観や様々な生物が育まれる場として大きな役割を果たしている」ということを講義の中で学びました。私は農業を通して環境保護をしたいと考えているので、営農が直接環境保護に繫がるということを知り、農業を選択したことに自信が持てました。人に勧める時にも説得力をもって説明できるようになったと感じています。

食料・農業の政策と法律 日本の食料・農業政策

政策の背景事情や 社会的な意義まで理解します。
生源寺 眞一
〈担当講師〉生源寺 眞一
福島大学食農学類教授

政策との関わり抜きに農業経営を構想することはできません。農産物の価格変動緩和策のように収益に直結する政策もあれば、農地集積や設備投資の面で経営の成長を後押しする政策もあります。食品安全や環境保全の制度を知ることも大切です。知識だけでは足りません。政策の背景事情や社会的な意義も理解する。ときには批判的に政策を考える。このような講義のねらいのもとで、政策の現場に精通している講師陣がそろいました。

実際の農業政策に関わるリアルで貴重なお話を聞けます。
小口 晋介
〈第3期生〉小口 晋介山形県

今まで農業政策に実際に関わってきた生源寺先生からお話を聞けることに驚きました。先生だからこそできるエピソードも交えながら話してくださったので、最後まで興味深くお話を聞かせていただきました。私は父が農事組合法人の役員を務めており、米の大規模生産をしているため、今までも政策の影響はとても大きかったように思います。今後も政策の影響が小さくないことが予想されるので、先生から直接お話を聞くことができるのはとても価値が高いと思います。

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