授業紹介-農業力 | 農業経営のための農業の学校【日本農業経営大学校】

授業紹介-農業力

授業紹介 農業力

農業者に求められる本質的な知識を身に付けた上で、地域農業を牽引し、持続・発展させうる農業の実践力に関わる資質、能力、態度を育む。

農業力で学べること

農業者に求められる本質的な知識を身に付け、農業の実践力に関わる資質、能力、態度を養います。講義では農業生産の基礎として作物、野菜、果樹、花き、畜産といった作目ごとに知識を身に付けるとともに資源、環境、エネルギー、生物多様性等の問題を取り上げ、環境と調和した持続的な農業生産のあり方について学びます。また、日本と世界の食料・農業の政策、および政策の枠組みを形成している法律を学び、農業経営者に必要な知識とビジョンを養います。

農業力入門

日本農業論 【1年次前期】
主な講師陣小口 広太 (日本農業経営大学校専任講師)

農業の役割は、健康な食べものを生産し、人間の生命を支えることである。その成立条件は、「自然」と「地域(=消費者)」との共生にある。農業経営には自然と暮らしを有機的につなぎ、生命の再生産と持続可能な社会の礎を構築していくことが必要となるという問題意識のもと、日本農業の特質を紐解き、普遍的な農業の価値について考える。

生物と農業

生物と農業生産I 【1年次前期】
主な講師陣
平澤 正 (東京農工大学名誉教授)
北条 雅章(千葉大学環境健康フィールド科学センター特任研究員)
生物と農業生産II 【1年次後期】
主な講師陣
小林 信一(日本大学生物資源科学部教授)
澤登 早苗(恵泉女学園大学人間社会学部教授)
渡辺 均 (千葉大学環境健康フィールド科学センター准教授)

農業は、生物の営みを利用して人間に有用な生産物を得る生命産業である。農業経営者は、工業生産とは異なる農業生産の特質を正しく理解し、植物や動物を科学の視点で観察する目が求められる。このため、植物・動物を健全に栽培・飼育し、生産能力を高めるために必要となる基本的・本質的な知識を身に付ける。生物と農業生産Iでは、作物及び野菜について学び、生物と農業生産IIでは、畜産、果樹及び花きについて学ぶ。

資源・環境と農業

資源・環境と農業生産I 【1年次後期】
主な講師陣
陽 捷行 ((公財)農業・環境・健康研究所農業大学校校長)
荘林 幹太郎 (学習院女子大学国際文化交流学部教授)
石郷岡 康史(農研機構農業環境変動研究センター主任研究員)
根本 久(保全生物的防除研究事務所代表)
宇根 豊(農と自然の研究所代表)
資源・環境と農業生産II 【2年次前期・後期】
主な講師陣
陽 捷行((公財)農業・環境・健康研究所農業大学校校長)
小川 吉雄(鯉淵学園農業栄養専門学校教授)
橋本 力男(堆肥・育土研究所代表)
薬師堂 謙一 (農研機構元バイオマス研究統括コーディネータ)
小林 久(茨城大学農学部教授)
菅野 芳秀(農業者、レインボープラン推進協議会相談役)
折戸 えとな(明海大学・早稲田大学非常勤講師)
相原 成行(有機農業実践者、相原農場代表)
萩原 紀行(有機農業実践者、のらくら農場代表)
金子 美登 (NPO法人全国有機農業推進協議会理事長、霜里農場代表)

地球の水・大気・土壌等の環境資源には限りがある。農業生産を持続的に遂行するためには、農業が持つ物質循環機能を活かし、環境と調和した農業生産を持続的に行わなければ人類の未来はこころもとない。このため、環境資源、エネルギー等の問題を理解して農業経営を営む必要性を学ぶ。
資源・環境と農業生産Iでは、農業と資源・環境との関係、大気環境、植物防疫、生物多様性等について学び、資源・環境と農業生産IIでは、土壌環境、堆肥と土づくり、農業と資源・エネルギーについて学ぶとともに、有機農業の実践者等から様々な取り組みの実践例を学ぶ。

食料・農業の政策と法律

日本の食料・農業政策 【1年次前期・後期】
主な講師陣
生源寺 眞一 (福島大学農学系教育研究組織設置準備室教授)
安藤 光義 (東京大学大学院農学生命科学研究科教授)
江川 章 (中央大学経済学部准教授)
室屋 有宏 (桃山学院大学経営学部准教授)
内田 多喜生 ((株)農林中金総合研究所調査第一部主席研究員)
長谷川 晃生 ((株)農林中金総合研究所食農リサーチ室主任研究員)
小針 美和 ((株)農林中金総合研究所調査第一部主任研究員)

初回の講義で日本の食料・農業・農村政策の概要を把握し、続いて量と質の両面から国民の食の安全を確保する政策について論じる。そのうえで農業経営の育成に関わる担い手政策や農地制度の推移と現状、農業経営の成長を支える重要な要素である金融政策や技術政策を学ぶ。さらに地域とともに生きる農業経営という問題意識に立って、農村政策を学習する。

世界の食料・農業政策 【2年次前期】
主な講師陣
生源寺 眞一 (福島大学農学系教育研究組織設置準備室教授)
三石 誠司(宮城大学食産業学部教授)
阮 蔚(ルアン・ウェイ)((株)農林中金総合研究所基礎研究部主席研究員)
首藤 久人(筑波大学生命環境系准教授)
平澤 明彦((株)農林中金総合研究所基礎研究部主席研究員)
関根 久子(農研機構中央農業研究センター農業経営研究領域上級研究員)
石井 圭一(東北大学大学院農学研究科准教授)
和泉 真理((一社)JC総研客員研究員)

最初の2回の講義で、先進国と途上国の政策と世界の食料貿易の構図を俯瞰する。そのうえで国別・地域別に具体的な政策について学ぶ。先進国については、アメリカとEUの動向を学ぶとともに、イギリス・フランス・ドイツの政策の特色を理解する。さらに、著しい成長を遂げつつあり、日本の農産物の販路としても重要性を増しているアジア(中国など)について、近年の食料・農業政策の動向を把握する。

食料・農業の法律と制度 【2年次後期】
主な講師陣
髙木 賢 (弁護士、公立大学法人高崎経済大学理事長、元食糧庁長官)
出田 安利 (農林水産政策研究所次長)
松原 明紀 (水産庁漁政部漁政課長)
武田 泰明 (特定非営利活動法人アジアGAP総合研究所専務理事)

食料・農業に関する各分野の政策の枠組みを形成している食料・農業関係諸法律について、食料・農業に関する実態認識及びあるべき方向との関連の下に体系的に習得するとともに、食料・農業の法律に隣接する法領域についても学ぶ。

資源・環境と農業 資源・環境と農業生産I

農業と自然との関係を、 新たな視点で考えます。
宇根 豊
〈担当講師〉宇根 豊
農と自然の研究所代表

「農業は自然破壊か、そうでないか」の問いは難問です。「自然」という外来語(翻訳語)を使うと、外からのまなざしに引きずられます。農という人為は自然ではなくなります。しかし、「自然」という言葉を知らなかった先祖たちは、天地(自然)を内からのまなざしでとらえ、天地の一員として生きてきました。こういう感覚では、農は天地自然の一部です。しかし、現代農業の本質をつかむためには、この両方のまなざしが必要になります。その方法を身につけましょう。

自分が農業を選択したことに自信が持てました。
加藤 瞳
〈第3期生〉加藤 瞳新潟県出身

「畑仕事の中にはお金にならない副産物がたくさん含まれており、景観や様々な生物が育まれる場として大きな役割を果たしている」ということを講義の中で学びました。私は農業を通して環境保護をしたいと考えているので、営農が直接環境保護に繫がるということを知り、農業を選択したことに自信が持てました。人に勧める時にも説得力をもって説明できるようになったと感じています。

食料・農業の政策と法律 日本の食料・農業政策

政策の背景事情や 社会的な意義まで理解します。
生源寺 眞一
〈担当講師〉生源寺 眞一
福島大学農学系教育研究組織設置準備室教授

政策との関わり抜きに農業経営を構想することはできません。農産物の価格変動緩和策のように収益に直結する政策もあれば、農地集積や設備投資の面で経営の成長を後押しする政策もあります。食品安全や環境保全の制度を知ることも大切です。知識だけでは足りません。政策の背景事情や社会的な意義も理解する。ときには批判的に政策を考える。このような講義のねらいのもとで、政策の現場に精通している講師陣がそろいました。

実際の農業政策に関わるリアルで貴重なお話を聞けます。
小口 晋介
〈第3期生〉小口 晋介山形県出身

今まで農業政策に実際に関わってきた生源寺先生からお話を聞けることに驚きました。先生だからこそできるエピソードも交えながら話してくださったので、最後まで興味深くお話を聞かせていただきました。私は父が農事組合法人の役員を務めており、米の大規模生産をしているため、今までも政策の影響はとても大きかったように思います。今後も政策の影響が小さくないことが予想されるので、先生から直接お話を聞くことができるのはとても価値が高いと思います。

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